引退の杉谷に異例の“両軍胴上げ” 5度宙に舞う…侍J栗山監督も労い、愛された男の象徴
打席は7回に代打出場し右飛に終わるも…ファンに愛された証明
今季限りで現役を引退する日本ハムの杉谷拳士内野手が、5度宙を舞ってグラウンドに別れを告げた。5日に東京ドームで行われた野球日本代表「侍ジャパン」との強化試合に代打出場。試合後は日本ハムナインに加え、栗山英樹監督以下侍ジャパンのナインからも胴上げされるという異例の“追い出し”を受けた。
試合前から場内は杉谷一色だった。選手紹介では誰よりも大きな拍手を浴び、7回に代打で登場すると場内に一礼。結果は右飛に終わったものの大拍手の中退き、新庄剛志監督と抱き合って号泣した。
胴上げを終えてからも杉谷劇場は続く。グラウンドをダッシュで1周しファンの声援に応えると、侍ジャパンのベンチ前では10年間苦楽を共にした栗山英樹監督と抱擁。伊藤大海投手、近藤健介外野手の日本ハム勢と写真に収まり、日本ハムベンチに戻った。何から何まで異例尽くしの1日となった。
(Full-Count編集部)