侍ジャパン、一発攻勢で連勝 村上宗隆が2打席連発、山田、塩見のヤクルト勢で計4発

9回にソロを放った侍ジャパン・村上宗隆【写真:荒川祐史】
9回にソロを放った侍ジャパン・村上宗隆【写真:荒川祐史】

劣勢の展開続いたが…リリーフ踏ん張り終盤に猛打

 野球日本代表「侍ジャパン」は6日、東京ドームで巨人と強化試合を行い、8-4で前日に続く2連勝を飾った。「4番・三塁」で先発出場したヤクルトの村上宗隆内野手が2-4で迎えた8回、起死回生の同点弾。さらに「5番・二塁」の山田哲人内野手(ヤクルト)が左翼への決勝弾で続いた。国内球団相手の試合を終え、9日からは札幌ドームでオーストラリアとの2試合に臨む。

 2-4と劣勢で迎えた8回、侍ジャパンの意地が爆発した。1死一塁で打席に入った巨人の6番手、京本の初球、142キロの低め直球を高々と打ち上げた。打球は左中間席へ飛び込む同点2ランに。5日の日本ハム戦に続く2試合連続弾は打線を目覚めさせた。

 続く山田は変わった堀岡の6球目、149キロの直球を左翼席へ放り込んだ。さらに西川龍馬外野手(広島)も右翼フェンスを直撃する三塁打で続いた。佐藤輝明外野手(阪神)は三振に倒れたものの、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)の中前適時打で1点を加えた。9回には塩見泰隆外野手(ヤクルト)が左翼席へソロ、さらに村上もこの日2本目のソロを左翼へ運んだ。

 苦しい展開が続いた。先発に立てたのはアンダースローの與座海人投手(西武)だ。2回に連打と自身の失策で先制点を許す。4回に侍ジャパンは先頭の近藤健介外野手(日本ハム)が四球で出塁、牧秀悟内野手(DeNA)の左前打と村上の左飛で三進し、山田の遊ゴロの間に同点に追いついた。

 しかしその裏、與座は丸佳浩外野手と中田翔内野手の連打で無死一、三塁のピンチを背負い、続くアダム・ウォーカー外野手に左翼席へ勝ち越し3ランを運ばれた。2番手の宮城大弥投手(オリックス)、3番手の湯浅京己投手(阪神)が無失点でつなぎ、逆転劇のお膳立てをした。

(Full-Count編集部)

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