大谷翔平らが招集されても「4番は村上」 専門家が期待するWBCでの“ドリーム打線”
第5回WBCを戦う侍ジャパンは「機動力と長打の両方が使える選手が多くなる」
23歳の若さで日本を代表する打者に成長した村上。来年3月の「第5回WBC」を含め、今後の国際大会でも日本の軸になる選手であるのは間違いない。率を残し、逆方向にも本塁打を量産し打点を稼ぐ。このまま成績を残し続ければ最低でも今後、10年間は“日本の4番”を心配することはなくなる。
「村上を軸としてチームも成績を残せば、今後の国際大会でも侍の4番を任せられる。中心が決まっていれば、あとは枝葉を作るチーム編成になる。世界のトップレベルで戦うことを求められる、日本の将来を長い目でもみても4番を固定できるのは大きい」
過去の侍ジャパンの打線と比べても、今回のメンバーは十分に世界一を狙える可能性があるという。WBCを連覇した第1回、第2回大会は“スモールベースボール”が注目されたが「機動力と長打の両方が使える選手が多くなる」と、野口氏は見ている。
1、2番には出塁率の高い選手が入ることが予想されるが、3番からは大谷、村上、鈴木、柳田といった“長打と足”を兼ね備えた選手を並べることができる。状況に応じての足を生かしてのチャンスメイク、得点が欲しい所での一発と、攻撃で多彩なバリエーションを持つことが可能だ。