調整難しいWBCシーズン 主軸2人は数字落とし、14勝→3勝に終わった右腕も…

巨人・中田翔【写真:小林靖】
巨人・中田翔【写真:小林靖】

2017年大会に出場した選手の同年レギュラーシーズンを検証

 来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、野球日本代表「侍ジャパン」が東京ドームで5日に日本ハム、6日に巨人と強化試合を行った。過去に最多2度の優勝を誇る侍ジャパンだが、3月に開催されることもあり、出場選手がシーズンで苦戦することも。前回2017年大会に出場した選手のシーズン成績を振り返る。

 現ソフトバンク2軍監督の小久保裕紀氏が指揮を執った2017年大会。DeNA・筒香嘉智内野手、日本ハム・中田翔内野手らが主軸に座り、ともに3本塁打を放った。しかし、準決勝で米国に1-2で敗戦。3位に終わった。

 その中田も筒香も2017年シーズンでは成績を落とした。2016年の中田は打率.250、25本塁打、110打点で打点王に輝いていたが、2017年は打率.216、16本塁打。打点は67で4年ぶりに100打点を下回った。筒香も打率.284、28本塁打、94打点。ベストナインに選出されたが、自己最多の44本塁打&110打点で2冠王に輝いた前年からは成績を落とした。

 他にも今オフ、中日から戦力外通告を受けた平田良介外野手は右膝の故障もあり、66試合出場。2016年の118試合から大きく減らした。2015年、2016年と2年連続でトリプルスリーを達成していたヤクルトの山田哲人内野手も苦しんだ。全試合フルイニング出場しながらも、打率.247、24本塁打、14盗塁と大きく成績を下げた。

投手ではロッテ石川が14勝→3勝、巨人・菅野は17勝で沢村賞に

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