元中日の豪州ディンゴ監督、侍ジャパンを大絶賛「世界一のチーム」「日本を尊敬」
「ディンゴ」の登録名だった二ルソン監督、1年で退団も「すごく印象に残った国」
野球日本代表「侍ジャパン」とオーストラリア代表は8日、9日から札幌ドームで行われる「侍ジャパンシリーズ2022」の共同会見に臨んだ。「ディンゴ」の登録名で中日に所属したデービッド・ニルソン監督が「日本は世界一のチーム」と侍ジャパンの印象を語った。
この日、前日練習に参加し、共同会見では栗山英樹監督と互いのユニホームを交換。侍ジャパンの印象について聞かれると「『チームジャパン』は素晴らしい、世界一のチームだと思っています。強敵ですが、WBCに向けて色々な経験、学びの機会にできることを楽しみにしています」と話した。
オーストラリア出身のニルソン監督は2000年に中日に所属。1年で退団したが、「キャリアの中でもすごく印象に残った国」と明かした。その経験は今でも生きているようで、「日本で学んだことが監督としてのチーム作りにすごくインパクトを与えていると思います。日本の野球をとても尊敬しています」と振り返った。
今回のオーストラリア代表には、ニルソン監督だけでなく、日本ハムなどで抑えとして活躍したマイケル中村氏が投手コーチとして参加。9日に先発するワーウィック・ソーポルド投手も「(マイケル中村氏の)経験からすごく学べるものが多いので、とてもラッキーだと思います」と声を弾ませた。
来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、1次ラウンドで両チームが対戦することが決まっている。ニルソン監督は「私たちのグループから2チームが上に行ける。両方のチームにその機会があると思います」と、共闘を誓った。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)