鷹育成12位指名、市立金沢・飛田悠成が明かしてくれた妹への思い 「自分の活躍が励みになれば」

ソフトバンクの育成12巡目指名を受けた横浜市立金沢高・飛田悠成【写真:大利実】
ソフトバンクの育成12巡目指名を受けた横浜市立金沢高・飛田悠成【写真:大利実】

高校3年生から投手を始めてプロ入り果たした好投手

 10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議。横浜市立金沢高校の右腕。飛田悠成は、ソフトバンクの育成12巡目で指名を受けた。中学ではベンチ外だったが、高校で10センチ以上身長が伸び、体重も20キロアップ。高3から本格的に始めた投手で、育成枠からの飛躍を目指す。

 野球との出会いは、父親とのキャッチボールにある。小学3年生になると、野球教室に通い始め、そこで出会った友達に少年野球(寺尾ジャイアンツ)に誘われた。はじめは、安価なグラブを使っていたが、「ちゃんとした革のグラブが欲しい」と、祖父におねだりし、その時に買ってもらったグラブが、飛田の宝物になっている。

「初めての本格的なグラブだったので、嬉しかったです。中学1年生に上がるまで使っていて、今は自分の部屋に飾っています」

 取材当日、撮影用に持ってきてもらった。「手にはめてもらってもいい?」とお願いすると、さすがに少しきつかったようだ。それだけ、飛田の体は大きく成長している。

「小さい頃、おじいちゃんともよくキャッチボールをしていて、ぼくの野球をずっと応援してくれていました。ドラフトにかかったときは、『おめでとう!』と喜んでくれました」

祖父からもらった言葉『為せば成る』…挑戦した結果、第一志望の金沢に合格

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