鷹育成12位指名、市立金沢・飛田悠成が明かしてくれた妹への思い 「自分の活躍が励みになれば」

祖父からもらった言葉『為せば成る』…挑戦した結果、第一志望の金沢に合格

 祖父によく言われていたのが、『為せば成る』。いつしか、飛田の好きな言葉になったという。

「おじいちゃんから、教えてもらった言葉です。何事も挑戦すること、やってみようとする気持ちが大事。この金沢高校を受験する時も成績がギリギリで、一か八かのところもあったんです。でも、『文武両道』の金沢で野球をやりたかったので、必死に勉強して、受かることができました。私立に行っていたら、野球はやっていなかったと思います」

 今回、プロ野球志望届を出すことにも迷いはあった。「育成枠」となれば、立場も不安定で、高卒といえども1~2年で戦力外になることもある。それでも、『為せば成る』を信じて、プロからの指名を待った。

 両親に進路を相談した時、当初は「大学進学」を勧められたという。金沢高校を受験したのも、大学を考えてのことだった。それでも、プロに挑戦したい気持ちを本気で伝えて、最後は両親が背中を押してくれた。

 今は、野球にすべてのエネルギーを注ぐ。身長が伸び、球速も速くなり、投手の面白さも難しさもわかってきた。だからこそ「自分はこれからまだまだうまくなる」という期待感を持っている。

プロで叶えたい2つの目的、家族の存在を力に

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