岡田監督に「セカンドもできるぞと」 阪神の“泣き所”埋める…名乗り上げた侍戦士
5日の日本ハム戦ではルーキー以来の二塁で先発出場
阪神・中野拓夢内野手が来季の“二塁構想”に意欲を見せた。今季、固定できなかった阪神の二塁手。オフには日本ハムから渡邉諒内野手をトレードで獲得するなど補強を進めている。中野は野球日本代表「侍ジャパン」に初選出され、ルーキー以来となる二塁で実戦に出場。「セカンドもできるぞというのを見せていきたい」と名乗りを上げた。
中野は8日、札幌ドームで翌9日から行われる豪州代表との「侍ジャパンシリーズ2022」に向けての練習に参加。遊撃でシートノックに参加したが、5日の日本ハム戦(東京ドーム)では「9番・二塁」で出場していた。今季は全試合で遊撃で出場。ルーキーだった昨年以来となる二塁の守備だった。
「不安がありながら守ってはいましたが、打球処理も普通にすることがでましたし、普段とは違う緊張感でできたかなと思います」
5年連続で12球団ワーストの失策を記録した阪神。二塁は糸原健斗内野手が最多の63試合に出場したが、ポジションを固定できなかった。ゴールデン・グラブ賞の有資格者はなし。中野は今季、遊撃手として135試合に出場したが、岡田彰布監督が15年ぶりに復帰する来季に向け、ゼロからのスタートに意欲を見せた。