侍で3戦4発の村上宗隆をライバル岡本和真が称賛 「野球になればすごく頼もしい」
相手が国内球団から豪州に変わっても村上には関係なし
野球日本代表「侍ジャパン」は9日、札幌ドームで豪州と強化試合を戦い、8-1で勝利した。「4番・三塁」で先発出場した村上宗隆内野手(ヤクルト)は5回に、強化試合3戦連続となる右越え2ラン。試合後は日本の栗山英樹監督や岡本和真内野手(巨人)から称賛の声が止まらなかった。
村上は2-1と1点リードの5回、2死一塁で打席に入った。豪州の3番手、グロゴスキーのチェンジアップを豪快に引っ張ると、打球は右翼スタンドへ一直線。捉えた瞬間に分かる、村上らしい当たりで両軍ベンチを震撼させた。村上はこのシリーズ、実に3戦4発の大当たりだ。
不動の4番で起用し続ける栗山英樹監督も「本当にものすごいですね」と笑顔を見せる。「今回は日本の中心打者に来てもらっているので。その打者が並ぶという姿を……。村上選手を含めて。それは頼もしいですし、やっぱり点をとってくれる雰囲気があるので。すごいなと思います」と、全幅の信頼を置く。
驚きはライバルも同じだ。この日は「7番・一塁」に入った岡本和真内野手(巨人)は「村上選手はめちゃくちゃすごいんで。僕もなんとか頑張りたいなと思って、日々勉強だと思ってやってます」と、年下の村上に最敬礼だ。
この代表ではともに三塁のノックに入ったり、フリー打撃も同じ組と接する機会が多い。「やっぱりすごいなというのがあります。普段はいろんな会話をするんですけど、その時は可愛い後輩なんですけど、野球になれば、すごく頼もしいなと思っています」。セを代表する強打者同士。日本の世界一奪還へ向けて力を合わせる。
(Full-Count編集部)