専門家も絶賛「攻略は難しい」 国際球も問題なし…侍Jで欠かせぬ“第2先発”の適性
第2先発で結果を残した戸郷、国際球にも「あまり違和感がなかった」
レギュラーシーズンでも“ロング要員”としてブルペンで待機する投手もいるが、代表に選出される投手は各球団の主力級。ほぼ未経験な不慣れなポジションで適応能力をみせる選手は国際大会で重宝される可能性が高い。
戸郷自身も試合後に「フォークも真っすぐもシーズンと同じような感覚で投げられたので、あまり違和感がなかった」と語っており、国際球を含め違和感なくマウンドに上がっていたことを口にしている。
外国人打者に有効な縦の変化でカウントを取れる点も大きく、新井氏は「やや変則的なフォームで直球も150キロをマークしている。良いフォーシームがなければフォークは生きないが、戸郷は二つを兼ね備えている。1回の対戦で攻略するのは難しい。スライダーのコントロールミスだけを気を付けて欲しいが、侍ジャパンにとっても収穫だったのではないでしょうか」と分析する。
今季はセ・リーグ2位の12勝を上げ、154奪三振はリーグトップ。22歳の若き右腕が“栗山ジャパン”の秘密兵器になるのか。今後も注目を集めそうだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)