菊池雄星に突きつけられた“厳しい現実” 大物代理人が指摘した不振の一因

報道陣の取材に応じる代理人のスコット・ボラス氏【写真:木崎英夫】
報道陣の取材に応じる代理人のスコット・ボラス氏【写真:木崎英夫】

菊池にブルージェイズGM「ローテ入りを争うことになる」

 同会議が開幕した8日(同9日)、ブルージェイズのロス・アトキンスGMは、先発陣の不動の3枚をアレク・マノア、ケビン・ガウスマン、ホセ・べリオスと明言。「残りの枠は空けている」としたが、空き枠には「単年契約のベテランFA、上り調子を示し復活が見込まれる投手、そしてトレードで獲得できる制球力のある投手を求める」と整理している。菊池は、シーズン後半から中継ぎに配置転換され、9月には難点の制球も安定感が出始めていたが、同GMは来春のキャンプは「ローテ入りを争うことになる」と、厳しい現実を突き付けた。

 現在の為替レートでは、50億円を超える3600万ドルで3年契約を結んだ菊池。新天地でのスタートから躍動はできなかったが、ボラス代理人は今後の見通しをこう述べた。

「今は伸び伸びとした投球フォームで投げることができている。今後は、順調に前進して行くと我々は期待している」

 周囲の期待を裏切り続けた左腕を待つメジャー5年目のシーズンは、まさに、生き残りを懸けた日々になる。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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