松田は巨人で復活できるか? 中島、長野に増田陸ら若手も…熾烈な“右の代打”
通算1910試合出場のベテランは来季構想を外れソフトバンクを退団
ソフトバンクを退団した松田宣浩内野手が巨人入りすることが11日に発表された。通算1910試合出場で1831安打、301本塁打、991打点、135盗塁を誇る経験豊富なベテランは、プロ18年目、40歳を迎える来季、新天地でどんな役割を担うことになるのだろうか。
2013年から7年連続を含む8度のゴールデングラブ賞を三塁手部門で受賞している松田だが、今季の先発出場は一塁で16試合、三塁で9試合、指名打者で18試合だった。巨人の今季の先発出場を見てみると、三塁は岡本和真内野手が140試合で若林晃弘内野手が3試合、一塁は中田翔内野手が86試合、増田陸内野手が26試合、中島宏之内野手が20試合、香月一也内野手が10試合、ゼラス・ウィーラー内野手が1試合だった。
当面は貴重なバックアップ要員となりそうだが、期待されるのが“右の代打”としての役割だろう。今季はアダム・ウォーカー外野手が打率.250(20打数5安打)3打点、中島が.243(37打数9安打)9打点、増田陸内野手が.250(28打数7安打)3本塁打4打点。すでに長野久義外野手が広島から5年ぶりに復帰することも決定しているが、ベンチにいるだけで相手チームに脅威を与えるような経験豊富な強打者だけに、代打の層はグッと厚みを増す。
さらにチームを盛り上げるムードメーカーとしての役割も期待される。“熱男”の愛称を持ち、ベンチで常に大きな声を出すことで知られている。若手にとっても大きな手本となるだろう。
松田は2005年大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。チーム一筋17年目を終え、来季の構想から外れて新天地で再スタートを切る。3年ぶりのペナント奪還を目指す巨人でもうひと花咲かせたい。
(Full-Count編集部)