ピート・ローズ氏、また永久追放の解除求める 「私はヒットキング」“懇願”も物議

MLB歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズ氏【写真:Getty Images】
MLB歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズ氏【写真:Getty Images】

歴代1位の通算4256安打も野球賭博への関与により永久追放処分を受けた

 歴代1位の通算4256安打を記録しながら、野球賭博への関与により1989年に永久追放処分を受けたピート・ローズ氏が、今年も大リーグ機構のコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏に米国野球殿堂入りの資格回復を求める手紙を送った。2020年にも約20ページに及ぶ書簡を送っていた。

 米メディア「TMZ」によれば、7日(日本時間8日)にMLB事務局に送られた。手紙には「監督を務めながらも野球賭博に関わったこと、そしてその関与を否定したことについて、私は何度も謝罪してきた。この手紙を書く理由が3つある。まず私の『ごめんなさい』がどれだけ本気かということ。それを皆さんが理解しているのかを100%分かっておきたい。次に(自分の行いの)許しを乞うため。そして殿堂入り選手とみなされることの意味について、私は毎日考えているからだ」などと書かれていたという。

 さらに「子どもたちやパートナーと時間を過ごす以外では、ファンの前で野球をするのが私にとって一番の幸せだった。彼らを失望させ、誰もが愛するスポーツの面目を潰したことを、私は毎日考えていた」「同僚、対戦した選手たちは私が求めるような生活を送っている。それを目の当たりにするのがどれ程辛いことか。あなた方からの許しを求めます。多くの間違いは犯しましたが、野球選手として成し遂げてきたことはとても誇りに思っています。私はヒットキングであり、殿堂入り選手として考えてもらうことは夢です」などと反省や現在の思いを述べている。

 ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」や米スポーツ局「FOXスポーツ」なども、ローズ氏が永久追放の解除を求めたことを報道。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が「時は来た。ピートは殿堂入りすべきだ!!」とツイートすると、ファンからは「彼は殿堂入りすべきだ」「最多安打記録保持者で、ペテン師ではない」「反対だ。彼は野球に対して敬意を欠いた」「選手としては球界最高レベルだったけど、人としては欠点がある」「お金を得るために賭け事をした監督。これ以上最悪なことはない」と賛否の声が飛んだ。

(Full-Count編集部)

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