「しんどい、嬉しい気持ちあった」 “美しすぎる外野手”と呼ばれた高塚南海が引退試合
阪神タイガースWomenの高塚が甲子園で引退試合「この素晴らしい環境で野球ができたことは光栄」
阪神タイガースWomenは13日、甲子園で全日本大学女子硬式野球選抜と壮行試合を行い4-5で敗れた。今季限りで現役引退を発表していた高塚南海外野手は「4番・左翼」で出場。一時、先制の犠飛を放つなど活躍を見せ、現役生活に別れを告げた。
高塚さんは京都両洋高卒業後に日本女子プロ野球の「レイア」に入団。モデル顔負けの美貌と、男子顔負けの本塁打を放つ「美しすぎる外野手」として人気を誇った。球団を渡り歩き、2021年から「タイガースWomen」でプレーを続けていた。
この日は両チーム無得点の3回、1死二、三塁から右犠飛を放ち、先制点を演出すると満面の笑顔を見せ、ベンチのナインに迎えられた。
小学生から始めた野球人生を甲子園で終えることになり「節目、節目で野球を続けるか迷った時期もありましたが、続けてきたおかげで阪神のユニホームを着たり、最後引退試合を甲子園でできるというのは、最終的に選択してきたことが正しかったんだなと思いました」と、振り返った。
近年は出場機会も減少し、自身の思うプレーもできなかったという。10月に開催された「第18回全日本女子硬式野球選手権大会」で結果を残せず、引退を決断した。「他のチームに行ってまで、野球を続けようとは思っていなかった。この素晴らしい環境で野球ができたことは光栄なので、ここで決断しました」と理由を明かす。