GG賞はやっぱりイメージ先行? データと半数が“不一致”…試される眼力と価値判断

パ捕手では楽天・炭谷がデータでトップも…鷹・甲斐が6年連続受賞

 パ・リーグでは、4人が結果とデータで一致せず。捕手部門のUZRトップは楽天・炭谷銀仁朗捕手だったが、結果はソフトバンク・甲斐拓也捕手が6年連続6度目の受賞。154票差をつける“圧勝”で、「甲斐キャノン」に代表される強肩や、体を張ったブロッキングの印象は強かったようだ。

 結果として大きく割れたのが外野手部門。共通したのはロッテ・高部瑛斗外野手だけだった。残る2人は、データでは日本ハム・万波中正外野手とロッテ・荻野貴司外野手。一方、実際の結果は楽天・辰己涼介外野手とオリックス・福田周平外野手だった。得票数では、荻野が7位(36票)、万波が10位(17票)。3位以下は票が割れており、投票が難しかったことを物語る。

 色眼鏡で見ることなく、揺るぎない裏付けを持って決定してほしいと願うファンがいる反面、人の目で判断するからこそ見えてくる面白さもあるゴールデン・グラブ賞。来季も球場を沸かす名手たちの美技に期待したい。

【比較表】投票結果とデータ、どっちが正しい? 半数で不一致となったゴールデングラブ賞の受賞者たち

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY