ヤ軍移籍のエース級に「失望させられた」 防御率6点台への“転落”をNY紙が酷評

ヤンキースのフランキー・モンタス【写真:Getty Images】
ヤンキースのフランキー・モンタス【写真:Getty Images】

昨季はアスレチックスで13勝…今夏ヤンキース移籍後は1勝だけ

 メジャーリーグの各球団は、来季へ向けての準備を着々と進めている。2009年以来、13年世界一から離れているヤンキースの現在の強みは、先発ローテーションだという。その中で今季途中にアスレチックスから移籍したフランキー・モンタス投手の働きに米国のメディアは失望しているようだ。

 ヤンキースはオフに入って、今季7勝3敗のルイス・セベリーノに対し1500万ドル(約20億9000万円)の球団オプションを行使し、来季もチーム残留することが決まった。他に33先発で13勝したゲリット・コール投手、初の2桁となる12勝を挙げたネスター・コルテス投手の3本柱は強力だ。その次に位置付けられるのがモンタスになる。

 ただ、元MLB公式の記者で現在は米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のヤンキース番マックス・グッドマン記者は「この3人(コール、コルテス、セベリーノ)の後に続くのは、フランキー・モンタスだ。トレード期限に獲得した後、ピンストライプで失望させられた右腕だ」と厳しい調子で今季の働きを振り返っている。

 2021年にはアスレチックスでリーグ最多の32試合に先発し、13勝を挙げた右腕も、トレード期限に移籍したヤンキースでは8試合で1勝3敗、防御率6.35に終わった。プレーオフでは肩の怪我の影響で1イニングしか投げられなかった。記事は「モンタスは、ニューヨークで初めてのフルシーズンとなる2023年に能力を発揮すれば、先発ローテーションを向上させられるだろうが、そうなる保証はない」と今後にも疑問を投げかけている。

 またヤンキースの地元紙「NewsDay」も「ヤンキースは、モンタスは2、3番手の先発になると見ていたが、(ヤンキースのある)ブロンクスではうまくいかなかった」と移籍後の働きを酷評した。

 さらにキャッシュマンGMがモンタスについて、トレード期限に獲得できる投手の中で「2番目に優れた先発投手であると感じた」と話したことを紹介。さらにGMの「彼が完全に健康であれば良かったのだが」という発言を紹介している。真価を問われる来季、復活を果たせるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY