なぜハムは新球場の違反に気づかず? 米国の設計会社に依頼…背景に“独自の解釈”
公認野球規則で定められた本塁からバックネットまでの距離足りず
日本ハムは14日、来春から使用予定の新球場「エスコンフィールド北海道」で、本塁からバックネットまでの距離が規定に足りないと指摘された問題で、「独自の解釈が生じた背景」を明かした。完成直前になって露見した事態。これまでの経緯とともに謝罪コメントも発表した。
球団発表によると、新球場では本塁からバックネットまでの距離を50フィート(15.18m)で設計。しかし、公認野球規則では60フィート(18.288メートル)と定められており、NPBから基準を満たしていないと指摘を受けた。
問題の発端として挙げたのは、設計段階での“解釈の違い”。米国の設計会社「HKS」(本社テキサス州)から、米国の公認野球規則(OFFICIAL BASEBALL RULES)に準じたMLBでは問題ないとの説明を受けたという。
それを受け、日本ハム側は「OFFICIAL BASEBALL RULESの原文を確認し、本塁からバックストップ(ネット)までの距離として記載のある60フィートは推奨(recommend)と解釈しました」と誤解が生じたという。義務ではなく“努力義務”と解釈したことで、50フィートで設計されたとした。
(Full-Count編集部)