オリJr.に現れた強肩&俊足の女子捕手・田原ひよりさん 男子顔負けの遠投70mに元プロも太鼓判
オリックスジュニアに選出された田原ひよりさん、捕手を守りチームを牽引
甲子園や東京ドームのグラウンドに立ち、イチロー氏とも試合を行うなど近年、盛り上がりをみせる女子野球界。主に高校生にスポットライトが当たっているが、小学生にも逸材は多い。男子に負けない活躍を見せているのが、2022年のオリックス・バファローズジュニアに選出された田原ひよりさん。俊足、巧打の捕手として注目を集めている。
大学まで野球を続けていた父の影響もあり、野球に興味を持った田原さんは、小学4年生の時に「兵庫大開少年団野球部」に入部した。同学年では唯一の女子だったが「最初は不安もあったけど、野球ができるならどこでもやりたかった」と、迷うことはなかった。
当初は遊撃手と投手を兼任していたが、監督からの勧めもありすぐに捕手にコンバートされた。扇の要としてチームを支えるプレッシャーもあったが「投手をリードしたり、試合を動かせるポジションは面白い。今は捕手が一番楽しい」と、笑顔を見せる。
根っからの負けず嫌いだ。これまで本塁打を打ったことはないが、50メートル7秒8の俊足と広角に打ち分ける打撃技術を武器に所属チームでは「1番・捕手」として活躍。「パワーでは男子に負けるけど、間を抜く強い打球を打ったり、盗塁をしたり。その他の部分で勝負できる。女子でも負けてないところをみせたい」と自信を口にする。捕手としても遠投70メートルの強肩とフットワークを生かし投手陣を盛り上げている。