MVP左腕らタイトルホルダーが大苦戦…パからセへの移籍は鬼門? 中日・涌井の運命は

中日・岩嵜翔、中日へのトレード移籍が決まった楽天・涌井秀章、日本ハム時代の吉川光夫【写真:小西亮、荒川祐史、石川加奈子】
中日・岩嵜翔、中日へのトレード移籍が決まった楽天・涌井秀章、日本ハム時代の吉川光夫【写真:小西亮、荒川祐史、石川加奈子】

中日に移籍した岩嵜は今季1登板…戦力外通告を受け育成契約に

 楽天・涌井秀章投手と中日・阿部寿樹内野手の交換トレードが15日に発表された。西武、ロッテ、楽天と渡り歩き通算154勝をあげた涌井にとっては、プロ19年目で初のセ・リーグ球団所属となる。ここではパで実績を築き、セへ移籍した近年の主な投手の成績を検証する。

 2017年にソフトバンクで70試合に登板し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した岩嵜翔は、FAでソフトバンクに加入した又吉克樹投手の人的補償で今季中日へ。9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど故障に泣かされ登板1試合に終わり、今オフ戦力外となった。来季の育成契約を結んでいる。

 2019年にオリックスから阪神にFA移籍した西勇輝はこの4年間で36勝をマークしている。一方、西武から2018年に巨人へFA移籍した野上亮磨は昨年までの4年間で47登板1勝に終わり、現役引退。2017年にソフトバンクから巨人移籍した森福允彦も3年間で39登板に終わり、現役引退した。

 ロッテで90勝を挙げた成瀬善久は2015年にヤクルトへFA移籍。4年間で48登板、6勝11敗で2018年オフに戦力外となった。ダイエー・ソフトバンクで103勝をマークした杉内俊哉は2012年にFAで巨人へ。2012年にはノーノーを達成し、12勝をあげるなど3年連続2桁勝利をマークした。

楽天から巨人に移籍の高梨は3年間で158試合登板

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