オリへFA移籍は成功できる? まさかの2年で戦力外、すぐ守護神君臨の躍動も

オリックスを戦力外になった増井浩俊、オリックスへのFA移籍を発表した森友哉、現在はオリックスの打撃コーチを務める小谷野栄一氏(左から)【写真:荒川祐史】
オリックスを戦力外になった増井浩俊、オリックスへのFA移籍を発表した森友哉、現在はオリックスの打撃コーチを務める小谷野栄一氏(左から)【写真:荒川祐史】

森友哉は2017年オフの増井浩俊以来、5年ぶりにオリへFA移籍

 西武・森友哉捕手は今季得た国内フリーエージェント(FA)権を行使してオリックス移籍を決断した。FAでオリックスに移籍した選手は2017年オフの増井浩俊投手以来、5年ぶりとなる。ここではオリックスにFA移籍した選手の働きを検証する。

 ダイエー(現ソフトバンク)で1996年に盗塁を獲得するなど活躍した村松有人は、2003年オフにFA宣言してオリックスへ。移籍1年目の2004年には147安打をマークしてリーグ5位の打率.320をマークした。2008年オフに交換トレードでソフトバンクに復帰した。現在はソフトバンクでコーチとして活躍する。

 台湾出身の許銘傑は2000年から2011年まで西武でプレーし、同年オフにオリックスへFA移籍。NPBではFA権を行使して移籍した最初の外国人選手となった。1年目の2012年は37登板も防御率5.29。2013年は1登板に終わり、オフに戦力外となった。

 2002年にオリックスに入団した平野恵一は2008年に阪神へ移籍。FA権を行使して2013年に復帰した。優勝争いを演じた2014年には120試合に出場。2015年シーズンを最後に引退した。今季は台湾プロ野球・中信兄弟のコーチとして活躍した。

 山崎勝己は13年間在籍したソフトバンクを離れ、2014年にFA移籍。引退した2020年までの7年間で306試合に出場した。昨年からはバッテリーコーチとしてチームを支える。小谷野栄一は2015年に日本ハムからFA移籍。2017年には130試合に出場した。2018年限りで引退し、現在は打撃コーチを務める。

 日本ハムで2012年に最優秀中継ぎに輝くなど救援で活躍した増井浩俊投手は2018年にオリックスへ。同年は35セーブ、2019年は18セーブ14ホールドをマークした。昨年は13先発で3勝、38歳シーズンの今季は2登板で2敗に終わり、戦力外通告を受けた。

(Full-Count編集部)

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