戦力外左腕がロッテと育成契約、MLB記録持つ大砲が広島入り 17日のプロ野球去就

オリックス・吉田正尚(左)と広島と契約合意したマット・デビッドソン【写真:荒川祐史、Getty Images】
オリックス・吉田正尚(左)と広島と契約合意したマット・デビッドソン【写真:荒川祐史、Getty Images】

広島入りのデビッドソンは2018年に「開幕戦3本塁打」を記録

 メジャーリーグの選手市場が動き始め、NPB球団から新外国人獲得のニュースが出るようになった。17日は、広島が前アスレチックスのマット・デビッドソン内野手の獲得を発表している。2017年からの2年間、ホワイトソックスで2年連続20本塁打した長打力が魅力。メジャーリーグ通算54本塁打を記録している。

 デビッドソンは三塁と一塁を守れる右打ちの大砲。2018年には「開幕戦での3本塁打」というメジャーリーグ記録を残している。元オリックスのタフィー・ローズ外野手もカブス時代に記録している珍記録だ。

 またオリックスは、吉田正尚外野手のポスティングシステムを利用したメジャー移籍を承認したと発表した。今季は打率.335、21本塁打、88打点でチームの26年ぶり日本一に貢献した。球団でポスティングでの米移籍を目指すのは、2000年オフのイチロー以来だ。吉田正は球団を通じ、「高いレベルで野球をやりたいという気持ち、小さいときからの夢にチャレンジしたいという気持ち、そういった自分の想いを尊重していただいた球団には本当に感謝しています」とコメントしている。

 ロッテは戦力外を通告していた左腕・土肥星也投手と育成契約を結んだと発表した。背番号は未定。27歳の土肥は2016年ドラフト4位でロッテ入り。1年目の2017年に18試合に登板したが、翌年から登板機会を減らし今季は1試合登板、1勝0敗、防御率0.00。「来年の春季キャンプには万全の状態となって、1日でも早く支配下選手登録をしていただけるように、そして1軍の戦力になることを目標にしてやっていきます」とコメントした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY