大谷翔平らスターに「数十億ドルの責任」? 米暗号資産取引所の破産で思わぬ“波紋”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アンバサダー務めていた「FTX」社が破産、広告塔にも賠償責任?

 暗号試算(仮想通貨)の大手交換所「FTXトレーディング」が11日(日本時間12日)に破産したことで、同社のブランドアンバサダーを務めていたエンゼルスの大谷翔平投手が訴えられるという異例の事態となった。損害を受けた投資家らが16日(日本時間17日)までに、同社の宣伝に関わった有名人にも賠償責任があるとしたもの。「CBSスポーツ」など米国の各メディアが報じている。

 報道によると、FTX社の最高経営責任者(CEO)だったサム・バンクマン・フリード氏は、資産価値が先週初めには160億ドル(約2兆2300億円)あったものが、実質ゼロに急落した後に辞任している。大谷と同社は昨年11月に長期的なパートナーシップを結び「グローバル・アンバサダー」を務めていた。

 大谷の他にも、トム・ブレイディ、ステフィン・カリーらFTXの“広告塔”となっていたスター選手たちが、集団訴訟の被告人として南フロリダ地区の連邦地方裁判所に提訴されている。訴状によればフリード氏とアスリートたちは、110億ドル(約1兆5300億円)以上の損害を与えたとされている。また米メディア「FOXビジネス」は、今回の集団訴訟が大谷や他競技の選手たちに「数十億ドルの損害における責任」を求めていると伝えている。

(Full-Count編集部)

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