大阪桐蔭、連覇に向け17安打9得点の大勝発進 プロ注目の前田悠伍が8回1失点好投

東邦戦に先発した大阪桐蔭・前田悠伍【写真:小林靖】
東邦戦に先発した大阪桐蔭・前田悠伍【写真:小林靖】

4回に8番岸本がフェンス直撃の適時三塁打で勝ち越し

 秋の日本一を決める「第53回明治神宮野球大会」は18日、開幕ゲームとなった高校の部1回戦で大阪桐蔭が9-1で東邦(愛知)を破り、クラーク記念国際(北海道)との準々決勝へ駒を進めた。大阪桐蔭は昨年の同大会で優勝し、その後に春の選抜優勝、夏の甲子園ベスト8、国体優勝と抜群の強さを誇ったが、新チームも勝るとも劣らない。

 1-1の同点で迎えた4回、1死三塁から8番の岸本真生内野手(2年)が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち勝ち越し。9番の前田悠伍投手(2年)も左中間を破る適時二塁打で続いた。その後も3連続内野安打、押し出し四球、犠飛で加点し、そつのない攻撃でこの回一挙5得点。プロ注目の東邦のエース・宮國凌空投手(2年)を攻略した。

 投げては、先発の左腕で主将も務める前田が、1-0とリードして迎えた3回、相手の1番・中村騎士内野手(2年)に左翼席へ同点ソロを浴びたものの、その後は安定感抜群の投球を披露した。8回116球を投げ8安打1失点の好投。9回は南恒誠投手(2年)が締めた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY