千賀滉大との交渉は「うまくいった」 米メディア伝える…メッツが獲得を熱望するワケ
オグレディ「速球にスプリット…素晴らしいものを持っている」
海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手が、メッツと交渉したと米メディアが報じた。メッツの先発陣は絶対的存在のジェイコブ・デグロムら複数がFAになっていることなどを獲得に乗り出した理由としてあげている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「メッツがコウダイ・センガと接触。強力な速球に、えげつないスプリット」の見出しで伝えた。記事はビリー・エプラーGMの存在に言及。ヤ軍GM補佐時代に田中将大、エ軍GM時代は大谷翔平獲得に尽力しており、「日本人投手をうまく選別できると、複数の球界関係者が語った」と解説した。
また、オーナーのスティーブ・コーエン氏は投手陣の整備に資金を投入していること。メッツの先発陣ではデグロム、今季15勝のクリス・バシット、同12勝のタイワン・ウォーカーがFAになっていることを挙げ「空席がある」と指摘している。
さらに、千賀のスカウトは100マイル(約160.9キロ)も可能な速球と、回転のあるスプリットに「感心させられた」と言及。今季NPBでプレーしたブライアン・オグレディは「彼は間違いなく素晴らしいものを持っている。速球にえげつないスプリット。スプリットは高めから落ちてくるので、速球と共に空振りしやすい。打者にとっては難しいコンビネーションで、それが彼を特別な存在にする」とコメントしている。
ニューヨーク放送局「SNY」も「ジ・アスレチック」の記事を引用する形で「メッツとコウダイ・センガのミーティングはうまくいった」と伝えている。今後の展開が注目される。
(Full-Count編集部)