一発屋に成り下がった崖っぷちの“新星” デビュー10戦7HR→3年連続打率1割台

レッズをノンテンダーFAとなったアリスティディス・アキーノ【写真:Getty Images】
レッズをノンテンダーFAとなったアリスティディス・アキーノ【写真:Getty Images】

レッズのアリスティディス・アキーノがノンテンダーFAとなった

 レッズは18日(日本時間19日)、アリスティディス・アキーノ外野手をノンテンダーFAとした。新人時代の2018~19年には、キャリア最初の10試合で7本塁打というメジャー記録を打ち立てる華々しいデビューを飾ったが、その後は低打率に苦しんでいた。来季で29歳とまだまだ若く、MLB公式サイトも動向に注目している。

 2018年に1打席だけメジャーを経験すると、2019年には全米を驚かせた。8月1日(同2日)にメジャーに昇格し、2日後の3日(同4日)のブレーブス戦でメジャー初安打&初本塁打をマーク。さらに3日後の6日(同7日)のエンゼルス戦から10日(同11日)のカブス戦にかけて4試合連続本塁打と大爆発。カブス戦ではメジャー記録タイの3イニング連続本塁打というおまけつきだった。

 キャリア最初の10試合で7本塁打、さらにはキャリア最初の100打席で13本塁打と数々のメジャー記録を樹立。この年は56試合に出場して打率.259、19本塁打、OPS.891の好成績を残し、未来は明るいかに思われた。しかし、2020年は23試合で2本塁打と「2年目のジンクス」にぶち当たり、メジャーとマイナーと行き来する羽目になった。2021年と2022年はともに10本塁打を放ったが、打率は3年連続で1割台とコンタクト能力に問題を抱えた。

 新人時代の驚異的な活躍以降、メジャーでは目立った実績を残せていないが、いまだに注目度は高い。MLB公式サイトは「ノンテンダー期限が過ぎ、10人の興味深い新しいFAたち」の1人にアキーノを選出。「来季で29歳になるアキーノの打棒に、もはやパワーが残っていないとは想定しがたい」と言及している。FAになったことで、マイナー契約や日本を含む海外も視野に新天地を探すことになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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