エ軍は1週間で“46億円投資” 今季29発大砲獲り、補強の嵐もGM「まだ終わってない」
今季29本塁打、ブルワーズのレンフローをトレードで獲得した
大谷翔平投手の所属するエンゼルスは22日(日本時間23日)、ブルワーズのハンター・レンフロー外野手をトレードで獲得したと発表した。ペリー・ミナシアンGMが取材に応じ「攻守両方で優秀な選手だ」と評価し、積極補強を続けていることに「(昨年より)格段にいいチームになっていると思う」と自信をのぞかせた。
2013年ドラフト1位でパドレスから指名されたレンフローは、今季125試合に出場して打率.255、29本塁打72打点。「攻撃面で貢献できるだけでなく、守備も高いレベルでこなせる。強肩で、総合力のある選手だ。彼ならチームにすごくフィットすると我々は感じた」とうなずいた。
守備位置が右翼か左翼どちらになるかについては「話をしていく。間違いなく中堅はマイク(トラウト)で、(昨年右翼のレギュラーだった)ウォードは必要であれば左翼に移すことができる。(ウォードが右翼に残る場合でも)ハンターは両方守れる。進めていくうちにその部分の答えが見つかるだろう。柔軟性が鍵になる。ウォードは外野3つとも守れる」と見通しを語った。
今月16日(同17日)にはドジャースからFAとなった今季15勝左腕タイラー・アンダーソンを、そして18日(同19日)にツインズのジオ・ウルシェラ内野手を獲得。ミナシアンGMは「我々は(昨年より)格段にいいチームになっていると思うが、まだやるべきことは終わってはいない。引き続き改善できる面がいくつかあるのは間違いない。しかしながら、我々ははるかにいいチームになっている」と自信を見せた。
課題の攻撃面で、ウルシェラとレンフローが加入。「うれしく思う。この補強を許可してくれたオーナーには感謝している。この球団を成長させるために、あらゆる方法で積極的に動いているところだ。ローテーションと内野の対策に乗り出し、ここ10日~12日間はクレイジーなものになっている。そして今回外野の問題に取り組んだ。本当にワクワクしている」と話す。
アンダーソンの来季年俸1300万ドル(約18.4億円)、そして米メディアによるウルシェラとレンフローの年俸調停予想額を併せると3300万ドル(約46億6000万円)ほど費やすことになる。それでも、まだ補強する余裕はあるかと聞かれると「その答えはYESだ。ブルペンであろうがローテーションであろうが、異なるエリアで補強出来る部分はある。内野もまだ改善できるかどうか見ていく」と補強の手を緩めない考えを口にした。
(Full-Count編集部)