森友哉がオリックス入団会見 猛アタックに「全てが響いた」 地元球団入り「すごく嬉しい」
通算102本塁打、449打点をマークする“強打の捕手”、背番号は「4」に決定
西武からFA権を行使してオリックスに移籍することが決まった森友哉捕手が26日、大阪市内のホテルで入団会見を行った。移籍を決めた理由について「本当に来てほしいと言って頂いたので全てが響いた」と語った。背番号は「4」に正式決定した。
地元、大阪で行われた入団会見。スーツ姿で会見場に現れた森は引き締まった表情で「すごくうれしく思う。小学6年の時に(バファローズ)Jr.でやったのもありますし、中嶋さんもキャッチャーしていますので。まだまだレベルアップできるんじゃないかと思った」と語った。
西武時代に「10」だった背番号は「4」に決定。森自身が憧れ、メジャー最高捕手と評され今季限りで現役を引退したモリーナ(カージナルス)と同じ番号を選んだ。
森は2019年にパ・リーグMVPを獲得。打率.329の好成績を残しパ・リーグの捕手としては、1965年の野村克也以来、2人目の首位打者に輝いた。プロ通算でも打率.289、102本塁打、449打点をマーク。3度のベストナインにも輝くなど、球界屈指の“強打の捕手”として存在感を示していた。
球団はFA交渉が解禁された11日から2日後の13日に初交渉を行い、そこからわずか3日後のスピード決着だった。来シーズン、3月31日に行われる開幕戦(ベルーナドーム)では奇しくも古巣・西武と激突することになるが「9年間、育ててもらった球団でもあるので。全力プレーで恩返しできたらと思う」と語った。
仲の良かった4番・山川の対戦については「ホームランも勿論そうですし、一振りで一気に試合の雰囲気を変える。丁寧に慎重にリードできれば。楽しみですね。まだ怖さは対戦してないので分からないですが。楽しみの方があります」と、心待ちにしていた。