日本一貢献のオリ剛腕、コロナ&怪我に泣いた長距離砲… 新人王資格持つ有力選手
オリ宇田川は19登板で防御率0.81、楽天・宮森は22試合連続無失点を記録
日本野球機構(NPB)は25日に「NPBアワード2022 supported by リポビタンD」を開催し、新人王にはセ・リーグが巨人・大勢投手、パ・リーグは西武・水上由伸投手が選出された。2020年育成ドラフト5位入団の水上は1年目の昨年に29登板(27回)。今季さらに飛躍を遂げた。ここでは、今季1軍で“片鱗”を見せ、且つ来季の新人王資格を有する主な選手を紹介する。
新人王の資格は、支配下登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍投球回数が30以内、打者は前年までの1軍打席数が60以内。セ・リーグでは、ヤクルトのドラ1左腕・山下輝投手が2登板(12回1/3)で1勝1敗、防御率1.46をマークした。オリックスとの日本シリーズでも第5戦に先発しており、来季はローテ入りが期待される。
巨人の3年目左腕・井上温大投手は手術などを経て今季途中に育成から支配下に復帰。7登板(24回)で1勝1敗、今月の侍ジャパンとの強化試合にも先発した。阪神のドラ1右腕・森木大智投手は2登板(8回2/3)で0勝2敗、防御率6.23も、デビュー戦の中日戦(8月23日)では6回3失点も5回まで無失点と片鱗を見せた。
広島のドラ2左腕・森翔平投手は8登板(19回)で1勝0敗1ホールド、防御率1.89。9、10月に2度先発して計10回を1失点と好投した。DeNAのドラ6・梶原昂希外野手は15打席で打率.267、1本塁打。4月12日の巨人戦で1軍デビューし、いきなり4安打1本塁打の活躍を見せた。
パではオリックス2年目の宇田川優希投手が19登板(22回1/3)で2勝1敗3ホールド、32奪三振、防御率0.81をマークした。2020年育成3位で入団し、7月下旬に支配下登録。8月に1軍昇格し、逆転Vに貢献した。日本シリーズでも4試合で1勝、防御率0.00と圧倒的投球を見せた。
楽天の育成1位右腕・宮森智志投手は7月下旬に支配下登録され、26登板(23回1/3)で1勝1敗1セーブ7ホールド、防御率1.54。NPBタイ記録となる「初登板から22試合連続無失点」をマークした。今年の新人王投票でも2票を得た。
楽天のドラフト2位・安田悠馬捕手は5試合12打席で打率.200、1本塁打。ロッテとの開幕戦で先発マスクを被り、出場3試合目で初本塁打と好スタートを切ったが、その後は新型コロナ感染や怪我に泣かされた。
(Full-Count編集部)