大谷翔平獲得へ…有望株5人放出は「これで十分か?」 MLB公式が“大胆プラン”検討
ジャイアンツとのトレード案を検討「エンゼルスのファームシステムをかなり改善」
エンゼルスの大谷翔平投手は、他球団にとって喉から手が出るほど欲しいひとり。ただ、メジャー史を塗り替え続けている二刀流を獲得するには、それ相応の“対価”が必要。今オフのトレードの可能性は極めて低いものの、MLB公式サイトでは大胆なプランを検討。仮にブレーク候補5人を差し出しても「これで十分か?」と首を傾げている。
一案として検討したのは、ジャイアンツとのトレード。「オオタニ中心のチームを作り上げるために、豊富な資源(トレード要員)と知力を活用することができる」とチーム状況を分析。大谷がメジャー挑戦を表明した際、最後まで争奪戦を繰り広げた過去も踏まえつつ、来オフにFAを迎える大谷と「契約延長するために長期契約を結ぶ財政的柔軟性を活用できる」との事情にも触れた。
もちろん、即座にトレードとは考えにくい。実際、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは「オオタニは特別な選手だ。動かすことはない。開幕戦は我々と一緒だ。もう一回言うが、彼が大好きだ。我々の目標は彼を長期保有することだ」と語っている。ただ、エンゼルスがまた来季も低迷を続けるなら、放出議論が出てくるのは間違いない。
MLB公式が想定したのは、ジャイアンツの有望株5人とのトレード。球団のプロスペクトランキング1位のマルコ・ルシアーノ内野手をはじめ、同2位のカイル・ハリソン投手、同3位のルイス・マトス外野手と、これでもかと期待の若手をズラリと並べた。
「ルシアーノのパワーは魅力的だ。ハリソンは3Aで登板はまだないが、もうすぐメジャーで投げられる能力は持っている」と将来性を強調。もし実現するなら「近い将来の戦力と共に、エンゼルスのファームシステムをかなり改善させることができるだろう」とも述べている。とはいえ、大谷はエースと大砲“2人分”。「オオタニの1年間保有に対してこれで十分か?」と自信はないようだった。
(Full-Count編集部)