ジャッジ争奪戦で危惧される「悪夢のシナリオ」 ジャイアンツが恐れる“大穴球団”
ジャイアンツのライバルであるドジャースの名前が挙がっている
ヤンキース残留か、地元のジャイアンツ移籍かという展開を見せているアーロン・ジャッジ外野手の争奪戦に、ダークホースの名前が挙がっている。サンフランシスコのラジオ局「KNBR」は、「ドジャースに入るような悪夢のシナリオより、ヤンキースに残ってくれたほうがずっといい」と危惧している。
記事では、ジャッジがジャイアンツを訪問し、好感触を感じたことを伝えている。一方で、ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン記者によると、争奪レースの“ポールポジション”に立つまでには至らなかったという。
ここで新たに名前が挙がっているのが、ジャイアンツと同じナ・リーグ西地区のライバルでもあるドジャースだ。ただ、ドジャースはジャッジのほか、トップクラスのFA遊撃手らにも目を向けており、同時にふくれあがった年俸総額のさらなる削減にも関心があるとヘイマン記者は紹介。MLBネットワークのジョン・モロシ記者も、ダークホースにすぎないと伝えている。
しかし、まだ水面下でしか動いていないドジャースが本格参戦してくると、ジャイアンツとしては厄介なことになりそうだ。「KNBR」は「ヤンキースが依然有利なことは好ましくないニュースだが、ジャッジが同地区ライバルであるドジャースに入るような悪夢のシナリオより、ヤンキースに残ってくれたほうがずっといい」と、ライバル関係ならではの極端な論調を示している。
(Full-Count編集部)