420億円級ジャッジか来オフの大谷翔平か「両獲りはできない」 ド軍に迫る究極の選択
MLBネットワーク・モロシ記者「今ジャッジを獲得するか、来年のショウヘイ・オオタニか」
ドジャースは悩ましいオフを迎えているようだ。今季はメジャー111勝を挙げて2年ぶり地区制覇したものの、パドレスとの地区シリーズで早々に敗退。正遊撃手トレイ・ターナーらがFAとなった今オフはヤンキースからFAとなったアーロン・ジャッジ外野手の獲得争奪戦に乗り出す可能性が伝えられている。ヤンキース、ジャイアンツなどと激しい札束合戦が繰り広げられそうだが、どうやら思うように進められないようで……。MLB公式サイトが伝えている。
MLBネットワークのジョン・モロシ記者によると、ドジャースはジャッジ獲得へ向けて右翼を守るムーキー・ベッツ外野手の二塁コンバートを検討。だが、サイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダーの獲得を目指しており、ジャッジに3億ドル(約416億5000万円)に近いオファーを提示できるかは不透明だ。それだけではない。MLB公式サイトは懸念材料を挙げた。
「ショウヘイ・オオタニはあと1年でFAとなることを考慮しなければいけない」
エンゼルス・大谷は今季終了前に来季年俸3000万ドル(約41億6000万円)で合意。ミナシアンGMは契約延長を目指す意向を見せているが、来オフにFAとなる。モロシ記者はMLBネットワークに出演。「今後のオフシーズンで大物FAを獲得するとしたら、今アーロン・ジャッジを獲得するのか。それとも、来年ショウヘイ・オオタニを獲得するのか? 金銭的に、両方とも獲得することはできないだろう」として、獲得となれば大谷かジャッジのどちらか片方になるだろうとコメントした。
MLB公式サイトは「ドジャースはジャイアンツ、ヤンキースと争い、年俸3000万ドル(約41億6200万円)以上かかるジャッジを今狙うか。それとも、今オフ、ライバル球団のジャッジ獲得を見届けるか。その場合、もしかしたら来年ショウヘイを獲得するチャンスが増えるかもしれない」と綴った。難しい決断が迫られている。
(Full-Count編集部)