中日待望の新助っ人、50HRでやっとトントン? “平均”遠い欠乏症…のしかかる重圧
来季2年目の鵜飼らに覚醒の兆し、アルモンテ出戻りも心強い
もちろんプラス要素も少なくない。来季2年目を迎える鵜飼航丞外野手は、バンテリンドームで軽々と逆方向にぶち込むパワーを見せた。今季は故障離脱などがあったものの、1年間通して出場できれば2桁以上は想定でき、20本以上も決して夢物語ではない。同期入団の福元悠真外野手らも覚醒の兆しを見せており、“未来の4番”石川昂弥内野手も来季中に復帰できれば、若手陣だけでマイナス分を埋めて余りあるアーチが飛び交いそうだ。
加えて2020年まで3年間中日に在籍したソイロ・アルモンテ外野手が3年ぶりに“出戻り”。来日1年目には15本マークした実績を持つだけに、故障さえなければ同等の数字を求めたいところだ。
今オフを見渡すと、好材料が揃いつつあるのは確か。とはいえ他球団並みを求めるとなると、絶対的に足りないのが現実でもある。アキーノが30本では足りず、最低でも40本以上は打ってもらわないといけない。
先発陣の陣容は揃い、リリーフも守護神ライデル・マルティネスを筆頭に大きく揺らぐことはない。裏を返せば、ある程度の打ち合いに挑めるだけの打力さえあれば、Aクラス浮上も現実味を帯びてくる。
(Full-Count編集部)