40歳から165億円契約が現実味 争奪戦のCY賞バーランダーはドジャースが最適?
来季40歳の年齢はむしろ好都合? ドジャースは「短期の契約を好む傾向」
今季サイ・ヤング賞に輝き、アストロズからFAとなっているジャスティン・バーランダー投手が、28日(日本時間29日)にドジャース側と面談すると、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が伝えた。その報を受け、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も反応。双方が「よくフィットするのではないか」という理由を挙げている。
バーランダーは右肘のトミー・ジョン手術明けで迎えた今季、リーグ最多の18勝を挙げて再起を強烈に印象付けた。アストロズの世界一にも貢献。39歳の去就は、今オフ多くの注目を集めている。アストロズのほか、ヤンキースやメッツも興味を示しているとされており、ドジャースも参戦する争奪戦の様相を呈している。
来年2月に40歳を迎えるが、むしろその年齢が利害に合うという。同メディアは「このオフシーズンにバーランダーが要求する契約年数には制限があるだろう」と指摘。さらにドジャース側も「長期の契約ではなく、短期の契約を好む傾向がある。ドジャースが最後に先発投手と3年以上の契約をしたのは、2015年のブランドン・マッカーシーだ」との思惑を推し量る。
想定される契約については、3年1億2000万ドル(約165億円)、平均年棒4000万ドル(約55億円)になると想定。今季38歳を迎えたマックス・シャーザー投手がメッツと3年総額1億3000万ドル(約179億円)の契約を結んだことをベースにしつつ、少し低くなるとみる。
ドジャースの先発陣では、2021年に16勝を挙げたウォーカー・ビューラー投手が今年8月にトミー・ジョン手術を受け、来季も不透明な状況。さらにアンドリュー・ヒーニー投手とタイラー・アンダーソン投手はFAとなり、アンダーソンは今月エンゼルス移籍が決まった。決して楽観できる台所事情ではなく、同メディアも「ドジャースはバーランダーの助けがぜひほしいだろう」とまとめている。
(Full-Count編集部)