ロッテ、40歳・高坂社長が就任会見「強い組織を」 3期連続赤字も…補強サポート約束
1982年生まれの40歳「多くの方々を魅了する強い球団になれるように」
ロッテは1日、高坂俊介代表取締役社長の就任会見を行った。1982年生まれの40歳。「同じ時期に就任した吉井監督が率いるチームが優勝を成し遂げ、これまで以上に多くの方々を魅了する強い球団になれるように力を尽くしていきたいと思います」と所信表明した。
東北学院大経済学部卒の高坂氏は、2005年4月に楽天株式会社に入社。トラベルズー・ジャパン株式会社、株式会社リヴァンプを経て、2015年1月から千葉ロッテマリーンズに。2020年2月からマーケティング戦略本部長、2022年1月から執行役員・事業担当を務め、11月に後任の球団社長に就任した。
1982年5月10日生まれの40歳。プロ野球球団の社長としては若い。「若さもそうですし、マリーンズとしては内部昇格の球団社長はこれまではない。30代の前半から現場で走ってきましたので、その経験は生きてくると思います。40歳になりましたけど、まだ若いのでいろんなところで動き回っていきたいと思います」と謙虚に語った。
チームはリーグ5位に低迷。来季の巻き返しへ戦力補強は欠かせないが、「FAを取ったキャプテンの中村奨吾をはじめチームとして残ってもらいたい選手が残ってくれたのは嬉しく思います。外国人の残留、他の選手の補強は編成チームが一生懸命頑張っている。それが良い結果になるように球団としてもやっていきたい」と話すにとどめた。
コロナ禍に見舞われた球団は3期連続で赤字となる見通しだという。「強い組織を作ることだと思います。今足りないのは組織の力。それはチームも事業も同じ。しっかり自ら先を読んで、自ら考えて行動できる。そういう人が揃った組織にしていきたいと考えています。私自身も組織の力を引き上げていきたいと思います」と決意を語った。
(Full-Count編集部)