一向に開花しない才能…エ軍元有望株が陥った窮地 MLB公式が“トレードの勧め”
エンゼルスのアデルはかつての超有望株も…レンフロー加入でさらに危機
エンゼルスのかつての超有望株ながら苦しむジョー・アデル外野手について、MLB公式が“移籍”を提言した。「環境の変化で恩恵を受けそうな13人の選手」の1人としてあげられ、「彼はまだ23歳であり、新たな環境に身を置くことで、恩恵を受けるかもしれない」と希望を見出している。
アデルは2017年のドラフトで全体10位指名を受けた。2020年にメジャーデビューを果たした時には、エンゼルスで1位、「MLBパイプライン」によると全体では6位のプロスペクトだった。しかし「彼の素晴らしい身体的なスキルセットは、彼にメジャーリーグでの成功をもたらしていない」と指摘されたように、思うような活躍ができないまま。今季は88試合の出場で打率.224、8本塁打、27打点で、守備も安定感を欠いた。
今オフ、チームには今季29本塁打のハンター・レンフローが加入。さらに立場は危ういものとなっており「アデルはエンゼルスにとって大して必要な存在ではなくなったが、彼はまだ23歳であり、新たな環境に身を置くことで、恩恵を受けるかもしれない」と記事は述べている。
タイガースのハビアー・バエス内野手も厳しい現実に直面している。2018年の打点王は、6年総額1億4000万ドル(約189億円)の大型契約で今季タイガース入りした。しかし打率.238、出塁率.278、長打率.393に触れつつ、四球率4.4%の成績は「彼はチーム同様、とてつもなく期待外れに終わった」「リーグ最悪レベル」と酷評されている。
「バエスが2023年に復活することを球団が後押しする可能性の方が高いが、新GMのスコット・ハリスらが持つクリエイティブな面が作用することに備え、バエスをこのリストに入れる価値はある」とも論じられた。カブス時代に「エルマゴ(魔術師)」の異名で人気を得たスター内野手は、契約をあと5年残すもののどのような道を辿るのだろうか。
(Full-Count編集部)