3期連続赤字も「しっかり投資を」 ロッテ40歳社長が仕掛ける“常勝球団”作り

ロッテの代表取締役社長に就任した高坂俊介氏【写真:小谷真弥】
ロッテの代表取締役社長に就任した高坂俊介氏【写真:小谷真弥】

40歳・高坂社長が就任、3期連続赤字は「先行投資をしっかりやってきたから」

 ロッテの高坂俊介代表取締役社長は1日、ZOZOマリンスタジアム内で就任会見を行った。「同じ時期に就任した吉井監督が率いるチームが優勝を成し遂げ、これまで以上に多くの方々を魅了する強い球団になれるように力を尽くしていきたいと思います」と所信表明した。

 学生バイトとして2004年の楽天球団創設に携わった高坂社長。コロナ禍に見舞われた球団は3期連続で赤字となる見通しだが、2022年度の売り上げとしては過去最高を記録したという。

「それでも、なぜ赤字だったかというとチームに対する先行投資を2020年以降はしっかりやってきたからなんです。2023年以降もチームに対する先行投資を引き続きやっていきたい」

 高坂社長がいう「先行投資」とは何か? 外国人選手やFA選手を獲得するのがチーム補強だけではない。

「チームを強化することを考えた時にメンバー構成はもちろんなんですけど、今のプロ野球で勝とうとするにはチームマネジメントだけでなくて、編成とデータ戦略をしっかりやっていかないといけない」

「2019年頃までデータ戦略をマリーンズとしてやれてこなかった。2020年以降はしっかり強化するとお話をさせていただきまして、ここ数年、そこに投資してきました。ある程度、蓄積されているものが溜まりつつあるんですけど、まだまだ活かしきれていない。人・モノにしっかり投資していきたいと思います」

2023年シーズンは集客回復がテーマに「ファンの皆様に喜んでいただける企画を」

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