多い出戻り、明暗分かれる“先発転向” 藤川球児も挑戦したが…平良海馬は成功する?

楽天・松井、阪神・藤川らは救援へ“出戻り”

 一方、先発転向が成功しなかった例も多い。楽天の守護神として君臨する松井裕樹投手もその1人だ。2019年に最多セーブのタイトルを獲得したが、2020年に先発に挑戦。しかし、初先発から2試合で防御率5.19と打ち込まれ2軍で再調整に。結果的に10先発した後のシーズン終盤に救援復帰。今季2度目の最多セーブを手にした。

 他にも、藤川球児投手は四国IL・高知から阪神に復帰した2016年、初登板から5試合連続で先発した後に救援に戻った。巨人・上原浩治投手は2007年に救援に転じて32セーブをマーク。翌2008年に先発再転向も不調で2軍調整。復帰後は再び救援に回り、終盤は先発を務めた。

 西武首脳陣は来季も平良にはリリーフを求めている。先発のチャンスを得たとしても、結果を残せなければ再び救援に戻されるだろう。先発挑戦が認められた場合、どんな投球を見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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