大谷翔平、水原一平通訳も侍ジャパン帯同へ エ軍GMが明言「オオタニと一緒だ」
ミナシアンGM「イッペイもオオタニと一緒に参加する」
エンゼルス・大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏が侍ジャパンに帯同することになった。ウインター・ミーティングが行われているサンディエゴで、ペリー・ミナシアンGMが地元メディアの取材に対応。大谷が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加することを受け、「イッペイもオオタニと一緒に参加する。イッペイは才能にあふれている」と明らかにした。
水原通訳は2018年の移籍後から通訳としてだけでなく、練習パートナー、運転手などでサポートしてきた。ミナシアンGMは「代表で何をするんだろう? ショート? 彼はプレーしないね」と話したが、シーズン中はiPadなどを駆使して大谷に対戦相手の情報を共有。多くのメジャー選手を知る水原通訳の存在は、国際大会で情報の少ないNPB選手にとって心強い存在となりそうだ。
また、大谷は10月中旬に米国から帰国した際にWBCでの起用法について言及。「打撃は問題ない」とし、投手としては守護神としての登板にも意欲を示していた。これまで二刀流を容認してきたミナシアンGMは、「なんでもありだ。ショートをやりたかったらやらせるよ。抑えをやりたければ、その権利を得たということだ。私としては問題ない。信頼している。制限を一切かけない」と改めて明言した。
侍ジャパンへの合流時期については「具体的なことは決まっていない。のちのち彼と面談する予定だ」と今後決まるとした。3月に真剣勝負と例年より1か月程早いタイトな日程となる。「彼は一番最後に心配する選手だ。開幕すれば、準備はできているだろう。その点については自信と信頼がある。どのような形になっても一切心配していない」と笑顔を浮かべていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)