辻前監督もご満悦「大ヒットだったね」 場内爆笑の“イジり”芸「劇団獅子」の裏側

今季のベルーナドームを盛り上げた「劇団獅子」の皆さん【画像:パーソル パ・リーグTV】
今季のベルーナドームを盛り上げた「劇団獅子」の皆さん【画像:パーソル パ・リーグTV】

劇団の中心・山田遥楓は「『ホーム6連戦きついんですよ』って…」

 西武で今季話題となったのが「劇団獅子」だ。試合前のベンチで、勇退した辻発彦前監督を選手らが“イジる”数々の芸。「パーソル パ・リーグTV」が、劇団獅子誕生秘話を公開。辻前監督は、劇団の中心選手であり日本ハムへトレード移籍した山田遥楓内野手の“スプレー芸”を「ナンバーワンだった」と称えた。

 松井稼頭央新監督との対談で明かされた秘話。辻前監督は「(山田)遥楓とか柘植が俺の方を向いて必ず帽子を取る。監督アピールが凄いから(笑)。で『ちょっとこっち来い、お前らも挨拶しろ』って」と誕生の経緯を説明。しかし連日行われるようになると山田は“ネタ切れ”の危機にもさらされ、松井新監督は「色んな人に聞いてましたよ。『ホーム6連戦きついんですよ』って言っていた」と懐かしんだ。

 そんな中、辻前監督が「あれは大ヒットだったね。遥楓のナンバーワンだったね」と称えたのが、8月の一戦だ。両手にスプレーを持った山田が頭上でプシューと放出すると、辻監督の顔が一瞬見えなくなる。山田は後ろから頭をポンと叩かれ、場内は爆笑に包まれた。

 ほかにも辻前監督が印象に残っているのが、本拠地最終戦で首脳陣らが集結して全員で脱帽してファンへ感謝の意を伝えた日のこと。“おじさん劇団員”として話題になったが「最後だけは練習前のミーティングでコーチたちにお願いしてみんな来てもらって、最高やったね」「良い思い出になりました。平石が最高の笑顔になっていたね」と笑みをこぼした。

【実際の映像】劇団獅子に新旧監督が笑顔… リラックスムードの辻発彦氏&松井稼頭央氏

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