五十嵐亮太とモーグル上村愛子の“意外な”共通点 趣味高じた絵本に込める雪への思い

上村愛子さんがイラストを担当した絵本「ゆきゆきだいすき」【写真:荒川祐史】
上村愛子さんがイラストを担当した絵本「ゆきゆきだいすき」【写真:荒川祐史】

地球環境のバランスを保つため、家族で話し合う、気付きの絵本になれば…

五十嵐:なるほど。地球のバランスを保つために何をしたらいいのか、考えるきっかけを与える絵本というわけですね。

上村:家族で「うちでは何ができるだろう」と話し合う、気付きの絵本になればいいなと。身近な雪から始まって、環境について地球規模で考えられるようになったら面白いと思っていますが、テーマが深すぎて絵本ではそこまでは描けていません(笑)。

五十嵐:あまり深いと押しつけのようになってしまうから、それは避けたいし。ちょうどいい感じって難しいけど、見ていると子どもから大人まで楽しめそうですね。

上村:ありがとうございます! 本編には詰め込みすぎず、最後に雪が降る仕組みや温暖化と雪の関係などについて専門家に解説していただいた学びのページを作っていただきました。

五十嵐:主人公のキャラクター、かわいいな。

上村:「あいこちゃん」という雪が大好きな女の子です。何頭身にするとか、顔の大きさや帽子のサイズ感など、制作スタッフみんなで考えました。なので、構想から本として仕上がるまで1年くらい掛かりましたね。

五十嵐:1年! 長く描いているうちに上達しませんか。

上村:そうなんです! 初めの頃のあいこちゃんの雰囲気と、終わりの頃では少し違ってきちゃって(笑)。後半になればなるほどラインの使い方に強弱がつくようになって、何度も描き直しました。

五十嵐:描きながら技術もキャラクターも成長したんですね(笑)。最初の頃のあいこちゃん、見たかったな。

上村:全然違いますよ(笑)。

五十嵐:この木や動物も描いたんですか。

上村:はい、木は春夏秋冬を表現したかったので、仕上がるまで1週間以上かかりました。全部イラストアプリとApple Pencilを使って、iPadで仕上げました。水彩モードを使うと、実際の絵の具のように色を混ぜて描けるので、試し試し進めてみました。

五十嵐:すごく色がきれい。巻末の皆川さんや(スノーボード日本代表)藤森由香さんの似顔絵は少し違ったタッチですけど、これも?

上村:はい。

五十嵐:うまっ! 僕なんかとは全然違う。

上村:いや、五十嵐さんのゴッホ自画像の模写、すごく素敵でしたよ。私も本格的にイラストを描いたことはなかったけれど、絵本になると言われたら「ちゃんとやらなくちゃ!」と(笑)。出来上がるまでは、大丈夫かなと不安でしたけど。

五十嵐:素敵な作品に仕上がってます!

雪山ならではの景色を楽しめるバックカントリー、五十嵐さんが連れていきたい人物は…

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