DeNA今永はWBCに「言葉を聞きに行きたい」 年下にもヒント求める“投げる哲学者”

契約更改交渉に臨んだDeNA・今永昇太【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだDeNA・今永昇太【写真:宮脇広久】

メジャー願望…球団とは協議継続「前向きに理解してくださっている」

 DeNA・今永昇太投手は8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円増の年俸1億4000万円(金額は推定)で単年契約を結んだ。いまや国内ナンバーワン左腕の座を争う存在。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、投手陣の中心的存在としてフル回転を期待されるのは確実だが……。

 30歳となる来季中に国内FA権を取得する見込みの今永だが、複数年契約の打診はなし。というのも、昨年の契約更改の場で三原一晃球団代表から「アメリカに興味はあるのか?」と問い掛けられ、「あります」と答えた経緯がある。

 メジャー移籍については「引き続き、その協議はしました。僕の気持ちは球団の方も前向きに理解してくださっている。これからまだまだ話し合う機会がたくさんあって、様々なことを協議していくのかなと思います」と語った。6年契約を結んだ山崎康晃投手らとは違い、今のところ“生涯ベイスターズ”とはいかない模様だ。

 WBCについては、会見で何度も報道陣から水を向けられながら、「現時点で(侍ジャパンに)選ばれると確定しているわけではないので、そこへ向けて調整することは考えていない」「選ばれていれば話せることもあるだろうけれど、わからない段階なので、空想を話しても意味はないのかなと……」と慎重で、一向に乗ってこない。それでも粘る報道陣に「選ばれれば、ですが、いろいろな選手に話を聞いてみたい」と言葉を絞り出した。

巨人・大勢から好投のヒント、若手の“弟子入り”も受け入れる

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY