貧打課題も…右の大砲候補ばかりで大丈夫? 最下位中日に危惧される“落とし穴”
正捕手はいるものの…2番手以降がおぼつかない現状
決して正捕手がいないわけではない。木下拓哉捕手が今季120試合に出場し、打率.246、6本塁打48打点と打棒に頼もしさもある。シーズン通して担ってくれれば何の問題もない。ただ、来年で31歳を迎える年齢面もさることながら、どの野手よりも負担の大きなポジション。故障に見舞われた時の2番手、3番手の存在は欠かせない。
今季外野や一塁で出場したアリエル・マルティネス捕手は退団。桂依央利捕手と山下斐紹捕手は戦力外となった。現状では、今季31試合に出場した石橋康太捕手に寄せられる期待は大きい。オフに右肘と左膝のクリーニング手術を受けたものの、開幕には間に合う見込みだ。打力を生かす方針で今季捕手としては2試合にとどまった郡司裕也捕手にもチャンスがめぐってくる可能性も。2年連続で8試合出場にとどまったベテランの大野奨太捕手は、来季が背水の1年になる。
現有戦力の底上げを図るのか、ここからさらに捕手の補強に走るのか。立浪和義監督も重視するセンターラインのひとりなだけに“替えがいない”状況だけは避けたい。
(Full-Count編集部)