鷹・栗原陵矢は1000万円ダウンに「当たり前」 左膝の大怪我で5試合止まり
今季は開幕5試合目に左膝前十字靭帯断裂などの大怪我
ソフトバンクの栗原陵矢外野手が13日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の8000万円から1000万円ダウンとなる年俸7000万円(金額は推定)で契約を更改した。今季は開幕直後に左足の前十字靭帯断裂の大怪我を負い、わずか5試合の出場に終わり「何もできていないので、それは当たり前だな、と」と納得のサインとなった。
2014年のドラフト2位で春江工から入団し、昨季は全143試合に出場して打率.275、21本塁打77打点をマークし、押しも押されもせぬソフトバンクのレギュラーに成長した。外野手一本に絞って今季を迎えたものの、開幕5戦目のロッテ戦で左膝を負傷。今季絶望の大怪我で、残るシーズンを棒に振った。
わずか5試合の出場に終わり、大幅なダウンとなった今季を振り返り「納得というよりも、今年1年の成績もそうですし、何もできていないのでそれは当たり前だな、と。悔しいシーズンという一言」と語った栗原。野手の中心だった松田宣浩内野手が退団して挑む来季。「少しでもグラウンドの中で自分の存在感を出していきたいと思いましたし、常に元気のある、励ませる存在になりたい」とチームリーダーとしての自覚を滲ませていた。
前日には日本ハムから近藤健介外野手の加入が決定。栗原は来季から三塁手に専念することになっており「(加入は)嬉しいですね。何度も参考にさせていただいているバッターですし、同じ左打者として盗むところがたくさんある」と、加入を歓迎していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)