戦力外から2年で5000万円、3年目で1億円突破 史上最高アップ続々…13日の契約更改
ソフトバンク藤井皓哉は669%アップ、DeNA牧秀悟は1億2000万円でサイン
プロ野球の各球団では13日も契約更改が行われ、大幅アップが相次いだ。ソフトバンクの藤井皓哉投手は、球団歴代最高アップ率となる669%アップの年俸5000万円。DeNAの牧秀悟内野手は、5000万円増の年俸1億2000万円でサインし、球団史上最速となるプロ3年目のシーズンで大台を突破した。
ソフトバンクでは藤井、栗原陵矢外野手らが本拠地・PayPayドーム内の球団事務所で交渉を行った。藤井は650万円から669%アップの年俸5000万円で契約を更改。球団では2017年の石川柊太投手の500%増(500万円→3000万円)を超える歴代最高アップ率となった。広島を戦力外になり、2021年に育成選手として入団した際に550万円だった年俸は、9倍超に跳ね上がった。
栗原は、8000万円から1000万円ダウンとなる年俸7000万円でサインした。今季は開幕直後に左足の前十字靭帯断裂という大怪我を負ってわずか5試合出場に終わり「何もできていないので、それは当たり前だな」と納得のサインとなった。
DeNAの牧は、横浜市内の球団事務所で交渉に臨んだ。2年連続の大幅増に「1億円超えたのでうれしかったです」とほおを緩めた。今オフも吉田正尚外野手や千賀滉大投手ら日本を代表する選手が海を渡る中で「見ている分には、凄い世界だなというふうに感じています」と、現時点ではメジャー挑戦の意思はないことを明かした。
ロッテでは東條大樹投手、藤岡裕大内野手がZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉。東條は3300万円増の年俸5500万円、藤岡は1250万円減の年俸5000万円でサインした。藤岡は右脇を骨折していたことを公表し「ほとんど野球をしていない1年だった。出続けるのが一番大切なので、来年はしっかり打って守って走れるようにしたい」と巻き返しを誓った。(金額はすべて推定)
(Full-Count編集部)