WBC米国代表に“銀河系軍団”集結の理由 引き金は超大物「彼が早い段階で参加表明したこと」
2017年前回大会は出場せず…デローサ監督「後悔したくなかったようだ」
来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、米国代表は超スター選手が集結している。“最強軍団”が結成された要因として、米記者はエンゼルスのマイク・トラウト外野手の存在をあげている。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は、米国代表のトニー・リーギンスGMとマーク・デローサ監督が、トラウトの参戦が多数の一流選手が参加表明する要因になったと言及していることを伝えた。
トラウトは7月のオールスター時にWBCに初参加することを表明し、主将を務めることが決まった。すると、8月にはポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナド、JT・リアルミュートが続くなど豪華な顔ぶれに。投手陣もメジャー通算195勝のアダム・ウェインライト、今季65試合に登板して防御率1.93、96奪三振のデビン・ウィリアムスらが名を連ね、布陣はほぼ固まった。
リーギンスGMはウインターミーティングで開かれたWBCの記者会見で「彼(トラウト)が早い段階で『参加する』と表明したことで、他の選手のリクルートが簡単になった」と語っている。
2011年のメジャーデビューから輝かしい功績を残し、エンゼルスで3度のMVPを獲得したトラウト。キャリアで初めてとなるWBCに出場することについて、トラウトと会談したというデローサ監督は「マイクはキャリアの終わりに向かっていると明言した。2017年に経験し損なったと感じていて、(今回も)後悔したくなかったようだ」とコメント。前回大会に出場しなかったことが心残りとなっていた。
侍ジャパンにとっては脅威となる米国代表。トラウトの早期の出場表明が大きく影響し、これだけのロースター形成につながったようだ。
(Full-Count編集部)