大喜びする侍戦士に“いつか自分も…” 元巨人マイコラスがWBC出場を志した瞬間

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:ロイター】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:ロイター】

マイコラスがMLBネットワークのオフの情報番組に出演

 来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表メンバーに選出された元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が15日(日本時間16日)、MLBネットワークのオフの情報番組「ホット・ストーブ」に出演。日本ハム時代のエンゼルス・大谷翔平投手の打撃練習に驚いたことや日本で感じたWBCの熱を受け、出場を切望していたことを明かした。

 マイコラスは2015年から巨人でプレー。2017年のWBCの時はNPBの選手だった。日本では国際大会の熱は高いとあり「(WBCは日本にとって)大きなこと。国を代表できることは、多くの選手にとってレギュラーシーズンよりも重要だ。選ばれて興奮している選手を見て、私もWBCに参加したいと思った。選ばれて興奮している。もしかしたら、昔のチームメートと対戦できるかもしれない」と“古巣”巨人のメンバーとのグラウンド上での再会を待ち望んでいる様子だった。

 当時はまだ1、2軍を行き来するような選手だった岡本和真内野手らとの力と力のぶつかり合いが見られるかもしれない。3年間プレーした巨人時代は広島時代の鈴木誠也外野手(現カブス)らとは対戦もした。「NPBには才能溢れる選手がたくさんいる。才能がある選手が多いのに、MLBでプレーする選手があまりいないのは残念だ。NPBは素晴らしいリーグ。そしてWBCも、お互いの才能を披露できる素晴らしい舞台だ」とも明かした。

 また司会者から「オオタニがMLBで大活躍する予感はあった?」と大谷について問われると「数回、彼のバッティング練習を見る機会があった。打球は簡単に飛ぶし、引っ張ることも、逆方向にも打つことができる。パワーがある。そして、彼は野球に打ち込んでいる。長いこと活躍するだろう」と対戦はなかったものの、当時のことを振り返った。

 マイコラスは日本での経験も生かし、メジャー復帰を果たし、成功につなげた。日本の野球の素晴らしい点について、練習への取り組み方を挙げた。「彼らはひたむきだ。もしかしたら、若い時の私は少し怠け者だったかもしれない」「メンタル面での変化があった。(異国の)文化や体験によって、私は成長することができた」と感謝。トラウトら豪華メンバーがWBCを戦うが日本のファンにとって、対戦が楽しみで特別な選手となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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