WBC米国代表、30人の年俸総額は480億円 最後の1枠決定…“銀河系軍団”の構成は?

エンゼルスのマイク・トラウト、ドジャースのムーキー・ベッツ、カージナルスのマイルズ・マイコラス(左から)【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト、ドジャースのムーキー・ベッツ、カージナルスのマイルズ・マイコラス(左から)【写真:ロイター】

最後の1枠は救援のオッタビーノ…投手16人、野手14人の構成に

 来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む米国代表の最後の1枠が確定した。内定者はすでに今大会のロースターの人数とされる30人が出揃っていたが、ブライス・ハーパー(フィリーズ)が、トミー・ジョン手術を受けたため、欠場の見込みに。15日(日本時間16日)にアダム・オッタビーノ(メッツFA)を加え、ついに陣容が整った。

 内定者は投手16人、野手14人に変わり、野手陣の通算本塁打を足すと2259発、投手陣の通算勝利数を足すと728勝となる。30人の今季の年俸を合わせると3億4985万5450ドル(約479億7581万2553円)。前回大会での初優勝のおかげもあってか、さらに豪華なメンバーが集まって連覇を狙う。

 投手陣は先発9人、救援7人という構成に注目だ。先発を前回大会での5人から大幅に増やしており、球数制限を見据えて先発から第2先発という形で、継投してくる可能性も大いに考えられる。救援陣も“エアベンダー”と呼ばれる呼ばれる魔球を操るデビン・ウィリアムス(ブルワーズ)や、ブーメランのようなスライダーを投げるオッタビーノら曲者が揃う。一方で、救援7人に左投手がひとりもいないのはやや気になるところだ。

 野手陣は捕手2人、内野手7人、外野手5人の編成。今季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)と、今季40本塁打、131打点のピート・アロンソ(メッツ)がともに一塁手で被るため、アロンソはDHに回ることが濃厚だ。さらに、遊撃手もトレイ・ターナー(フィリーズ)ら3人が争う激戦区。一方で、二塁手は今季不振だったトレバー・ストーリー(レッドソックス)のみと手薄で、外野のムーキー・ベッツ(ドジャース)が回ることも考えられる。

(Full-Count編集部)

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