WBC韓国代表は「世代交代の限界」 若手の台頭見られぬ現状に地元メディア“嘆き”
先発投手や一塁手に若手が不在…「世代交差」の代表に?
また、一塁手も「世代交代の象徴となるポジション」だという。かつてはイ・スンヨプ(元オリックス)やイ・デホ(元ソフトバンク)、キム・テギュン(元千葉ロッテ)といった強打者が名を連ねたポジションだ。
今後は23歳のカン・ベクホ(KT)が主軸を担うことが期待されるが、今季は怪我もあり62試合で打率.245、6本塁打に終わっている。成績を見れば今季の韓国プロ野球本塁打王で、かつてメジャーリーグのツインズでもプレーした36歳のパク・ビョンホ(KT)が、依然として韓国最高の一塁手だというのだ。
記事は、WBCはメジャーリーガーが出場し、五輪よりさらにレベルが高いことを指摘。「韓国は直近の2大会で、続けて1次ラウンドで脱落した恥辱をそそがないといけない。そのためには現在リーグで最高の状態の選手だけを選ばなければならない」と言う。そうなるとベテランの名前ばかりが上がってくるのが現状だ。
WBCを戦う韓国代表の選考はほぼ終わっており、1月の早い段階で発表されるという。2019年のプレミア12を最後に代表を離れたヤン・ヒョンジョン、キム・グァンヒョン、パク・ビョンホらは発表されている50人のリストに名前がある。日本との対戦ではベテランの経験が生きるのか、それとも世代交代できないという弱点が現れるのか。毎回注目を集める一戦を占う重要な要素となりそうだ。
(Full-Count編集部)