若手だけでも侍ジャパンは最強? 3冠王村上に盤石の投手陣…U-24代表を独自選出
24歳以下の若手ら参加「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」は来年11月開催
2017年以来6年ぶりとなる「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」が2023年11月に開催される。次の国際大会に向けた若手育成を目的としているが、出場参加資格を有する選手を見ると、トップチームに入ってもおかしくない選手が多数いる。編集部では、予想スタメンと先発、中継ぎ、抑えの3投手をピックアップしてみた。
今大会の選手参加資格は1999年1月1日以降生まれの24歳以下あるいは入団3年以内の選手。オーバーエージ枠として3選手の出場を認めているが、今回は、考慮しないことにした。
11月に行われた「侍ジャパン強化試合2022」に出場したトップチームの選手でも参加資格を持った選手は多い。打者では、4番候補はヤクルト・村上宗隆だろう。今季は打率.318、56本塁打、134打点で史上最年少の3冠王を獲得している。DeNA・牧秀悟、阪神・佐藤輝明を加えたクリーンアップは強力だ。
二遊間は阪神・中野拓夢とヤクルト・長岡秀樹を抜擢したい。長岡は今シーズン、遊撃でゴールデングラブ賞を受賞するなど一気にブレーク。中野も1年を通じで遊撃で出場したが、3年目の来季は二塁挑戦にも意気込んでいる。牧を一塁、中野を二塁という起用もあり得るだろう。他にも広島・小園海斗やオリックス・紅林弘太郎らも候補になるだろう。また、指名打者には、期待も込みで日本ハム・清宮幸太郎を選んだ。今季、自己最多の18本塁打を放つなど、覚醒の兆しを見せている。ロッテ・安田尚憲の可能性もある。
外野は佐藤輝のほかに中日・岡林勇希、ロッテ・山口航輝をピックアップ。岡林は今季、161安打を放ち最多安打のタイトルを獲得している。山口も自己最多の16本塁打を放つなど、ブレークの兆しを見せている。また、捕手はロッテ・松川虎生を選出。捕手は経験値が少ない選手が多く、オーバーエージ枠を活用する可能性もある。
迷ったのが投手部門。侍ジャパンでも13人中8人が対象選手だった。今回は、先発をロッテ・佐々木朗希、中継ぎに阪神・湯浅京己、抑えに巨人・大勢を選出した。ほかにも巨人・戸郷翔征、中日・高橋宏斗ら勢いある若手は多く、盤石のローテーションを組めそうだ。