メッツ入り千賀滉大、決断の裏に「2人の存在」 WBCには慎重姿勢も「是非声をかけて」
豪華先発陣に「後れを取らないように一生懸命ついていけるように」
ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメッツ入りした千賀滉大投手が19日(日本時間20日)、本拠地シティ・フィールドで入団会見を行った。日米約60人の報道陣が集まる中、メッツ入りを決めた理由を語り、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)についても言及した。
ついに夢を叶え、背番号「34」のユニホームに袖を通し「この何年間はアメリカでやりたいとずっと日本でも思って言ってきた。それが現実になるというのは本当に幸せ」と感慨深げ。メッツ入りの決め手を「一番は僕のことを凄い必要としてくれているのを感じたことと。やっぱりレジェンドであるシャーザーやバーランダーという2人の存在が大きかったと思います」と明かした。
デグロムやシャーザーの活躍を追いかけ「ニューヨークのSNSをフォローずっとしていた」という。メジャー屈指の先発ローテーションの一員として期待されることに「僕より経験のあるベテランの投手もたくさんいるし、とにかくいろいろな話しを聞いて、僕も後れを取らないように一生懸命ついていけるようにやっていきたい」と意気込んだ。
またWBCについては「メジャーの初めてのシーズンですし、なかなかキャンプを抜けてというのは僕もイメージできないし、それはできないと考えている。やはり国際大会にずっと出させていただいて、国際大会の素晴らしさみたいなのは僕自身が分かっているつもり。少しでも力になりたいという気持ちはある。選んでいただいたらですけど」と慎重な姿勢を見せた。
仮に参加となっても、2月の宮崎キャンプや1次ラウンドは不参加の見込みで「途中からになってしまうでその辺のやりくりや、僕が行くということは誰か日本に残らないといけない。その辺は申し訳ないという気持ちが出てくる。それでも栗山さんが僕を必要だと言ってくれるなら、是非声をかけてくださいと僕は言わせていただきました」と思いを述べた。